「カネイワ醤油本店」の創業は大正元年(1912年)、つまり今から100年余り前になります。
店主も初代「岩本 政吉」から数えて三代目、まもなく四代目へと移っていきます。
ここでは3代目店主「岩本 正二」を筆頭にカネイワを支える愉快な仲間たちを紹介させていただきます。
似顔絵を描いてくれたのは、カネイワ醤油本店の愉快な仲間たちの一人、「山崎画伯」です。
岩本 正二 まさに昭和一桁生まれを絵に書いて額に入れたような性格。 しかし、数年前から仕事をほぼ行弘に移行し、代替わりの用意を始めている。時間が出来たので、最近は温泉旅行や町内会の老人会にも出掛けるようになってきた。 演歌が好きで坂本冬美のコンサートに行ったことがきっかけで演歌にはまっている。 妻(サダエ)を連れてよく演歌番組やリサイタルに出掛けている。 |
岩本 行弘 (四代目予定) |
岩本サダエ (正二の妻) 正二と二人で醤油業を切り盛りし、若いころは男並みに仕事をこなしてきたという。 今は家事と畑に出ての野菜作りに精を出している。 正二と出掛ける温泉旅行と坂本冬美のコンサートを何よりの楽しみにしている。 |
岩本 里美 (行弘の妻) 家事と仕事の両立で、特に子育てに奮闘中。「カネイワ醤油本店」のインターネットショップのメイン担当。 SMAPの木村君の大ファンで、年に一度のコンサート通いは絶対に欠かさない!決算だろうがなんだろうが絶対に行く。 旦那といっしょにバンドをやっている(キーボード担当)。 |
山崎さん 主に醤油の醸造と製造に関わっている。時々ビンも洗う・・・・。 仕事には誠実をモットーにがんばっている。少々変わり者の占い師(当たらないと評判)。 畑で野菜を作ったり日曜大工に料理も趣味。 今回の似顔絵を描いてくれたのは何を隠そう山崎さんです。 |
上久保くん 主に配達業務担当 お客様とのコミュニケーションを大切にがんばっている。 特技は大工??、木造のカネイワ醤油本店にはなくてはならないスタッフ。 天敵は春のスギ花粉。 |
九鬼くん 醤油の醸造に関わる 読書や映画鑑賞が趣味 寡黙なタイプだが機械に強く、機械や道具のメンテナンスもしてくれる。 |
はるみさん 醤油の製品化(瓶詰めやレッテル張り、包装)などをしている。今は 毎日子育てに大変な時期。 ストレス解消はママさん仲間と行く「ランチ」でのおしゃべり。 |
由美さん 醤油の製品化(瓶詰めやレッテル張り、包装)と配送業務担当 趣味はスヌーピーグッズ集め、少年漫画も大好き! カネイワ醤油のことは何でもわかる人物。頼りになる「お姉さま」です。 |
現在日本全国に醤油屋は1500軒近くありますが、本当に原料を仕入れてから製品までを一貫生産している醤油屋は最大手キッコーマンから小さな町の醸造元まで入れても一割強、つまり約150軒〜160軒ほどしかないと言われています。
醤油は他の食品と比較して利益は一般的に低く、その一方で、年々衛生面での要求は厳しくなり、廃棄物に対する規制は強くなっています。
特に、製麹工程は、人的・場所的コストが必要な部分で、醤油油や醤油粕などの廃棄コストが必要な仕込工程を省略し、全工程を独力で行わない製造者が増加しています。製麹工程までを外部に依存するケースや仕込工程までを行わずに大手生産者より生醤油を購入し、火入・詰工程だけを行うケースなどもあります。
地方の中小メーカーの存在は、地域の食文化に密接に関係するもののため、文化保全の意味も含めて、「残って欲しい」と惜しまれているのが現状です。